見果てぬ

そっと
咲いた

薄紫色の花

想いで
結んだ

恋の果て...

それらは

誰かの温もり

に濡れてる

それは

悲しみ紡いだ

絹の糸...

見果てぬ夢

のそのあとで

二つの影

は

足跡となる...

溜息繋いだ

恋のうた

は

誰かのこころ

で泣いている...

そっと
咲いた

薄紫の花

は

想いで
結んだ

恋の果て...

永遠への準備

この世に

生まれ落ちた

その時から

ボクらは

きっと

永遠を探す

永遠を求める

その命

の限り...

子供の頃は

本当に

命のおわり

など

くるのかも分からず

ただ

近しいひとの死

目の当たりにし

ただただ

恐怖の感情

芽生えた...

きっと

永遠に

死

受け入れる為

の準備をし

己

のいのちの終わり

見つめてゆく...

まだ

やりのこしたことがある

まだ

見届けたいものがある...

そうして

いつか

怯えるこころ

さえ

時には

忘れてしまうほど

いまを生きる...

いつだって

永遠の旅

への準備ちゅう...

フォルテシモ

あなたと出会えた

そのことで

ボクは

ゆるやかなやさしさ

たおやかな凛々しさ

朗らかな強さ

知った...

あなたは

ボクを知ること

はないのかも

ボクも

あなたをしらない

きっと

あきれるほどに...

でも

胸の奥

あの日から

ぽっとともった焔

は

燃え滾るほど

激しくはなく

かといって

消えてしまいそうに

弱くもなく

ボクの心

に、あり続ける

なくてはならぬもの...

あなたと出会って

優しさ学ぶ

あなたと出会って

凛々しさ学ぶ...

そして

強く

強く生きることも...

桃色の季節

かなしみにくれる

キミの瞳

ボクは

なけなしの勇気

振り絞って...

哀しみの星

で夜空

覆い尽くすより

生きる活力

掌に握りしめ...

そうして
また

なにかと出会い

やがて

薄紅に色づいた

誰かのこころ

に、ならいましょう...

薄い桃色

サクラ色

何処か寂しげな

キミの表情

から目が離せない...

大切な

こころ伝わる

温もりの如く

笑顔開いて

サクラ色

の微笑みを...

卯月

スタート

走りだす

桃色のかおり

のその中を...

スタート

やわらかく

滑りだす

はじまる

新たなる旅...

フレッシュ

な青い空

もぎたて

の朝

駆け出してゆく

青い鳥...

スタート切る

今日だって

いまだって

いつだって...

新たなる自分

見つけるための

はじまりのとき...