夢と実

凍らせて
すべての「夢」

溶け出した
それは「実」

吸い尽くす
いのちの限り

貪る
本能のまま...

凍りついた
それは

「夢」

溶け出したことで

「実」

その実態を知る...

吸い尽くせ

貪り尽くせ

本能が哭く...

想い人...

心
ひとつ

それは

刹那にも
永遠にも

なれる...

想い
思いのはる...

恋人が
振り向いた時

そこにははる
が横たわり

春は
ちいさく頷く
素ぶりで...

ボクは
キミの
優しき姿

脳裏に
自然と焼き付けていた...

ボクは
春の真ん中で

キミ
抱きしめた...

ふと
どうしてか

切なさ襲う...

恋人は
夏に向かって

風鈴のやうな
涼しげな眼差しを

真っ直ぐに

想いびとへ...

blue..

いま
君の心が

しっとりと
奏で始める...

そして
ボクは

キミ描き出す
神秘の世界

こうして

平凡な毎日
の繰り返しのなかで...

そんなキミの
創造する世界に浸ること


時折
逃避にも

はたまた
避難とも

いえるかもしれない


キミ描き出す世界...

胸を

しとやかに
ゆっくりと

優しいタッチが...

花暦...

ほどけてゆく

頑なな

罠

華麗

に咲かせる

いま

を誇る花...

花の行方

可憐な表情

露わなる美...

どうしてだろう

この頃は

花の匂いに

心

和ませながらも

その先に

芽を出す

新芽たちに

目が行く...

咲き乱れる

花たちを

目

細めて

見入る...

忍ばせたる

深き心

にも

みえないくらい

深き場所で...

緑のベッド

木の葉の上

歩いてる

ボクは

いま

小さいいのち...

木の葉の船

に

揺られてみる

ボクは

そのとき

やすらぎの旅人...

木の葉

をベッドに

眠りにつきたい

揺られるように

流れるように...

木の葉

は

木の葉

で

木の葉ではない...

ややこしき
かな

ややこしや...

何を
例えて

木の葉とするか

木の葉

木の葉🍃

はらはら...

緑

を色濃く

誇りたもれ...