2019年4月10日水曜日

窓越し


街の風
吹き抜ける

今日の空は
何色にそまるか

果たせぬ夢
昨日拵えた
額のたんこぶ

膨れ上がって
無様で
笑う

だけど



ああ
今日は朝から
冷たい雨

窓の枠に
雨が
あふれだす

くもる硝子に

滑稽な
ボクが
映る




どんどんせまく...


おおきなトラック

が家

かすめそうなほど

接近し

すれすれで

通り抜けていった...

ついで

がりがりがり

結構な音

響かせた...

あわてて

外にでれば

家の際

の黄色いポール

トラックの後輪

に巻き込んでいる...

いやはや

準工場地帯

とはいえ

今では

住宅建ち並ぶ

その中

運転しなくてはならない

運転手の苦悩

おもった...




そらの声


夜空が終わる

高く消えゆく
星たちの声

ひかりもたらす

橙のひ...

この空は
限りなく続く


大地の呼吸は
まぎれもなく
永遠のものだ

と...

一つの命に
終わりがくること

知っていながら

それでも
明日も明後日も

きっとまだ
時間は残されている


当たり前のように
朝を過ごして

いつものように...

限り
しりつつ

限りを
知らない...

朝の
眩しい木漏れ日

昼間の
煌めく太陽

瞬く星

いつまでも
どこまでも

そんな錯覚

途方もないことに...

限り
感じる

限界までを...

夢みて

目覚めることの
しあわせ

隣で笑う
キミがいることの
奇跡...

どうしようもない時の
流れのなか

生まれたことを...

ひとつの

命...











2019年4月9日火曜日

彷彿...


何かににてる

ボクが
君に

似ているように...

全てが
なにかに

似てできている...

ひっそりと
泣いてるように

映る雨も

何かに似ている...

ビックバーンの地球

冷やすために
注がれた

雨の

来る日も
来る日も降り続いた

雨の

不思議な仕組み...

ボクが
キミに

似ているように

雨が
過去に

降り注いだように

いつしか
忘れないように

すべてが

なにかににせて

見せてるのかもしれない...




萌えてくるもの


寒さに
凍えた

長い冬

越えた...


萌ゆる

春の優しさ



こころ委ねて...

風薫る

緑眩しいとき

迎える...

どんな景色の中

いても

こころのなか

キミがいる

こころの真ん中

キミがいます...




光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...