2019年4月17日水曜日

いつか繋がる...


微笑こぼれる

笑顔凍りつく

大きな目

をさらに大きく

しばたたく...

通りすがりの風

に聞いてみた

いつ繋がるのか

と...

風は

颯爽と答えてくれた

魔法をしんじる

故に
魔法にかかる...

道行く百足

に尋ねた

夥しい足
ばたつかせ

百足は

忙しいことおびただしい...

百足は

なにやら
急いで

先へ
先へ

と進む...

その後

えっちら
オッチラ

やってきたのは

バイオリン弾いてる

キリギリス...

キリギリスは

ギリギリっす



言ったとかいわないとか...

はたして

なにを追求してたか

それさえ

曖昧だけど

繋がってるんだな

結局...

全ての事柄

繫がる日々

僕らは

過ごしてる...

キミと
ボクと

明日と
今日と

空と

海と

山と...




2019年4月16日火曜日

想うのは...


上部
なぞる

深きを追わず

退けて

退けて...

きっとそれは

ささやかな希望

だった...


見上げて



見上げて...




南からの便り


南風の

ららら...

風が強さ
増してくる

寒さ次第に
遠ざかる...

厚手のコート
しまい込む

花弁やわらかに

風に舞う...

ややもして

花の蜜
にとまる

蜜蜂の羽音...

風に吹かれ

気持ち良さげにモンシロチョウ

羽広げ...


誇る木々



目にも眩しい

青葉頃...

ほんのすこしまえ

の桜満開

の記憶...

南風

そっとささやく...




雨に染まる森


雨煙立つ

幾千もの

粒の乱舞...

雨の中

勇敢な鳥

が淡い空飛び

手繰り寄せたるは

祈りの雲...

溢れ出したのは

桜色の恋心...

まるで

さすらうような風

吹きわたる

遠き

遠き

はるか...

名前はない...

そんな嘆き

聞こえてきた

深い森

染めてゆくように...




日暮れる


怯む

緩む

霞む

素敵に挫ける...

狭くて
苦しくて

広くて
せつなくて

治らない傷

と睨めっこ...

いつだって

伝わる

つたえる

感じる

誰かに

憧れる日々...

狭く
切なく

広く
尊い...

はけてゆく

悲しみの雲

ぼろぼろまで

疲れ切って

眠る...

素敵な

今日

まだ

挫ける弱さ...




光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...