心〜

きつく
抱きしめたら

きっと息苦しさ

にもがいてしまう...

放っておいたら

たぶん

心細さに震えて...

こころ
は誰もが

持っていて

もしかしたら

木々も

海も

聳え立つ山にも...

こころ
に青い風

吹いてくる...

こころ
を紅く

染め上げてゆく

恋の心地...

こころ
の奥に

可能性
という白

そっと残して

そっと包み込むように

抱きしめたい...

大切な
キミの

やわらかな気持ち

キミに
感じる

愛しさのいろ...

かなしみ
切なく

胸
揺さぶるけれど...

思うがまま
に生きること

は困難だけど...

記憶の欠片

青ざめてゆく

このホシに

白い

雨が降る...

やわらかく

壊れてゆく

途方もない

愛すべきものたち...

守りたい

といきまき

気合い

入れてみても

空回り...

こころ置き去り

の

割れそうなプラスチック

が

いつも

記憶の中に...

キャンディドロップ

許される時

の

揺るぎない

語らい...

穏やかな

日差しやぶり

降り出す雨...

滴る雫

が光を帯びて

ひたひた

おつる...

失いながら

なくしながら

命見つける旅

誰のためでもなく...

その命

は呼吸する...

少し疲れたね

キミが

吐息を漏らす...

空から
落ちてくる

キャンディボール

美しく

て

泣けてくる...

うん
そうだね

大分疲れた...

キミの吐息

やわらかく

感じてる...

円満

まん丸で

まるで

なっちゃいない？

はたから
みたなら

なに
変哲のない

十年愛

想い
は募るばかりの

この年月...

底に
鎮まる

いつかのわだかまり...

かき混ぜたなら

どんな色

みせるだろうか...

コップに注いだ

思い出たち

わだかまりさえ

とけてしまうだろうか...

こたえは

くるくる

くる

銀色のマドラーで...

おだやかな

夜...

瞳の彼方

ひとみ

やわらかに

しなやかに

笑う...

穏やかに

健やかなる日々

でキミのひとみ

は

ふと、翳りを見せる...

言い知れぬ不安

が

胸を過ぎる...

煌めいた

揺らめいた

謎めいた

ひとみ...

キミが
悲しみを

ふと

打ち明けてくれる

そんな

時を待っている...

翳りの彼方

に

眩い光

宿して...