cat

もっと確かな鼓動

聴かせてよ

力強い命の証

もっと優しい

気持ちを

キミへと届けたいよ

春のさなか

突然やってきた

寒気に

すこし

こころが震えてるだろ

大丈夫かい

大丈夫かい

か弱い声で

ないているだろ

おいで

そっと

抱きしめて

小さな命を

ぎゅっと

感じて

美しい

やわらかな

肢体

しなやかな

ものごし

誰に媚びることなく

ボクを見つめる

瞳は

グレーを帯びる

希望は虹の彼方

夜露
を払い

花
はさいてゆく...

涙
拭いて

人は行く...

過ぎたる
優しい時

あたかも

それを当たり前
だと思ってしまう

傲慢なこころ...

私
は信じてる

変わり続ける
転がる世界

今日
の暮れ行く黄昏

胸伝い
くよくよ悩んだ

日々...

でも明日は

そのすべて
を塗り替えて...

虹
を見ただろうか

探してた
夢の息づく

をかんじながら...

花びら
はちぎれる

でも

風とめる

力はない...

ナチュラリー

みな悩み

かなしみ抱え

それゆえに...

やさしいひかり

頬撫でる風

幾多の試練

数多の失敗...

もどかしいばかり

の

日々の連続...

いつか見つけた

こころのひだ

が

ゆるゆる

ふきぬけてゆく...

みな悩み

抱えきれぬ

ほどのかなしみ...

ゆえに寄り添う？

自然の流れ...

遡れば...

歪んだ身体

溶け出すような

露わな心...

チクタク
チクタク

チクタク...

時として

時計の音は凶器...

小さな胸

抉るような

ひずんだ

よどんだ

世界を
真っ向から

見下ろすような存在

感じてる...

チクタク
チクタク

チクタク...

時刻む
その音

そっと

安らぎへと変われ...

命の根源

源

それへ

と

辿り着きたい...

しあわせの雨粒

時間が

時の流れが

優しく

痛みを緩和してゆく...

うらはら

はらはら

募り始めた

のは

キミへの想い...

例えば
それは

真冬ごと
凛と咲いていた

百合の花のような...

それに
キミの姿

重ねてみてる...

そして

ただ一心に

キミの
やわらかなしあわせ

願う...

時が奪う
肉体

時が与える
まごごろ...

夏
目の前にして

咲くだろう
薄紫色の花

に

雨の粒

キラリ光る...