またしても

何でだろう

キミと交わしたはなし

少し憂鬱そうに

反芻するのは

なんで？

どうしてだろう

その唇に

触れるたびに

キミが遠くなって行くのは...

永遠よりも

遠く

刹那よりも

近い...

そんな矛盾に

今日も出会う...

秋よ来い

美しい色

コントラスト

絶妙なる色づき

グラデーション

奏でる...

秋

待っている

夏に

焦がれながら...

そうだ

今年は

あの渓谷に

列車に揺られ

行ってみようか...

赤

黄

緑

オレンジ...

なんて鮮やかな

木々たちの共演...

一新

新しい知識
埋め込もう

新しい心
培おう

新しい靴紐
きゅぅっと結び

なにも知らない
真っ白を

できる限りの

柔らかな優しいカラーで

彩りたい...

新しい言葉に
出会い

新しい心
抱きしめる

抱きしめる...

夏の終わり

台風が

涼しさ齎して

激しく熱っせられた

この地

ほんの少し

冷やして行く...

最期の蝉は

ミンミンミン

気の早い赤とんぼ

一匹飛んでいる

蝉の抜け殻

ベランダにポツン...

はげしすぎるほどの夏は

鮮烈な

記憶残して...

迷いの中でも

すべてが
綺麗

悲しみも

苦しみも

苦渋絞った

涙さえも...

すべてが

綺麗

悪も

泥も

嵐も

醜い

感情さえも...

すべてが

人により

すべてが

自然により

美しいと思う

思わずには

生きられないでしょう？

すべてが

宇宙彷徨い

すべてが

迷いの中...