風色

風が止んだ

なのに

風の色が見える...

吹き渡る

強く

強く

草原を

あおい草原を...

そんな風が

止んだ時

風の色に

そっと出会う...

こころの中で

その色

記憶させる...

いつかを

彷彿とさせるような

また

まったくはじめてのような

そんな

色

色...

晩夏

みんみんみ

みんみんみ

行く夏

惜しむよに

蝉の声...

とはいえ

今年の夏は

終わること

なかなか感じさせぬ

熱波に

魘される日々

カンカン照りの

陽の下

暑く火照った

キミの腕とって

そっと

引き寄せてみる...

一瞬

蝉の声止んだ...

気付き

乾いた唇

潤すのは

キミの

柔らかな

口付けでしょうか...

それとも

昼下がり

ブレイクタイムの

氷たっぷりキャラメルマキアート...

甘さたっぷりなのに

どうしてか

虚しさ襲う...

キミを

感じたい...

そこで

僕は

気付く...

夢の途中で

永遠の

夢の途中

僕らは

素敵な風景に出会う...

永遠の語らい

永遠の友情

とわに...

夢は

果てを知らず

現実に打ちのめされ

鳥は

柔らかな羽広げ

水は

その清さ誇ることもなく

ただ流れる...

そう

僕らは

みな

永遠という

夢の途中...

まよい

夕日が沈む

朝日の赤

思い出す

朝日が昇る

夕日のオレンジ,,,

あやふやな世界で

なにが本当か

なにが紛いか...

そんなちぐはぐに

笑ってしまう

どうしようか

キミを少し

いやだいぶ

好きになってきてる

どうしようか

この気持ち

フリーズさせようか...

今なら

まだ遅くない

キミの

横顔見つめ

ほぅっと

溜息つく...