2019年8月24日土曜日

優人


優しいひとを

穏やかに
みつめてる

そんな幸せ

優しいひとに


やわらかに

笑いかけられる

そんな幸福...


優しいひとが


僕を

見つめていなくとも

優しい眼差しが


ほかの誰に

注がれようとも

誰よりも


キミを知りたくて


駆け出してしまう...


この


想い...


銀時


例えば

美しき

人魚

例えば


柔らかく消えてゆく



例えば

陸に憧れる



例えば


金の光に導かれし

勇者

そして


今日のひ灯し


銀色の時


すぎてゆく...


恰も

まるで

永遠かのような


時の流れ


風吹いた


柔らかな
手触りの

迎えてる...


静かに鳴き続ける
蝉の声に

陽は軈て


この身に降り注ぎ


このこころ

明るく照らす...


少し涼しげに

爽やかな風

吹いた...


そんな


夏の終わり...


きらきら


金色に
きらきら

銀色に
ゆらゆら

薄紫に
さらさら...

あなたとの日々


金色よりも
眩しくて

あなたとわたし

銀色に
揺れた...

薄紫色が好き


と言った

いつかのはなし

覚えていてくれた...

六月に

二人で行った

紫陽花公園...

薄紫の花に

小雨さらさら

小さなしずく

金色にきらきら


銀色にゆらゆら


そして...


その声


あなたの声だけ
聴いていたい...

あなたの声で
目覚め

あなたの声で
歩き出す...

その声は

命をかたる

その声は
いのちを包む...

抱きしめられ

そんな

夢のような願い...

声なら


遠くからでも

聴いていられる...

今日

わたしは生まれた

そして


声だけ

その声だけ


聴いている...


光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...