日々は...

すべてが
薄れてゆくまえに

痛みを
鋭く刻む...

絶えず
こころかきむしる

失うことなき

誰にも癒せぬ

かなしみ...

誰よりも

近くに感じて
微笑みもらす

すこし皮肉なる

ひび

と

聖なる雫

新しい風は
未来連れて

傷負うこころ

そっと癒してゆく...

駆け抜ける季節に
ピリオド打っては

また
新たなる1ページ

捲るように...

今日は
今日の風の

色に瞳
奪われて

暗闇も

遠すぎる夢も

今日の風に吹かれて

生まれたての
こころの花びら

千切れる...

風
止めるチカラはない

あの
春の日の約束に

一筋
星が流れる...

時
止めることはできぬ

同じ色の
ひかりのした

違う色の
傷みを

すき透る
いのちを

まっすぐに
きかせて...

カラダ中
駆け巡る欲望

否定出来ず
失望否めず

とも

すき透る気持ち
隠さず

いつの日も
切ない夢を抱き

泣きながら生まれた
この世界で...

涙なくては
薄らぐ色の

この世に生まれた
その日から

透明なる雫
授かったのだから...

それは
哀しく

そして
美しい...

雨の世界

ながれるように

彷徨うように

流れるように

流離うように...

とどこおることなき
ときのまま

ゆだねた心

さらしてる...

そら
見上げれば

雨の降りだす

ぽつり...

はじめのひと粒

手のひらにのせ

そらから
次第におちてくる

雨粒のダンス

に、しばし

見惚れてる...

ながれるように
躊躇いもなく

流れるように
彷徨う

雨の
火曜日...

さすらう

世界感じて...

褪せぬ...

寛大なる
自然に育まれし

寛容なる
こころ

完結
求めず

完成に
遠く

自ずとやってくる
疑問

不可解に
感じながら...

生きるたび

何かを見つけ

生きる程

わからなくなる...

それは

自然のように

そして

必然のならわし...

過ぎたるは
時の流れ

過ぎ去りしは
褪せぬ日々

日々...

鼓動

追いかけて
追いかけて

走って
走って

あと少し

て

手を伸ばした

その瞬間に

無様に転び

すりむいた膝小僧...

フーフー

息をかけ

鈍く走る

痛み受け入れ

立ち上がろう

と、したとき

キズ
浅くはないこと

知る...

足首
ひねったようだ

そんなうちにも

て
伸ばした

キミの背中は

遠く
遠く

とお...

え？

目の前に
キミがいる

手
差し伸べて...

そんな
キミだから

憧れて
やまない...

膝小僧
ヒリヒリ

足首は
ズキズキ

ハートは
ドキドキ

ドキドキ...