2019年2月3日日曜日

梯子

退屈なる
日々
ひび割れてゆく
こころたち

壊れて
やぶれて

それでも
立ち上がろうと

する様を

足掻きと呼ぶのか

沈んでゆくのは

太陽のみならず

とっぷりと

差し出されるのは

梯子

自分でのぼるしか

ないんだ


きっと






泡沫

まるで
泡のように

愛しい人の面影

いだいてみては

儚さに
気づく...

突如として
現れる

不穏の塊...

その
真実の姿

知らぬまま

世は流れ

いつしか

心届かぬかなしみ

しる...

泡沫

ウタカタ

いずれ

泡の如く

消えてゆく...

シャボンが

弾ける

ぱちん

ぱっちん...







似た者

似ている

他人の空似

だと
片付けてしまえぬほど

あまりにも

似すぎている...

重なり合う
二つの魂



共鳴も

共和も

超えて...

似ているんだ

キミと

ボク...

なにも
知らないままに

それがしあわせだ

というのなら

虚ろに
横たわるようなかなしみ


どう
説明つける?

空が
眩しすぎて

地面
這い蹲る

小さき我

憂いてしまう...

似てる

似ている...





2019年2月2日土曜日

セピア色

書きたいこと
あるんだ

鉛筆が
見当たらない...

焦るこころ

褪せる記憶...

褪せてゆく

ときのなか

優しい想いは

不思議と残る...

鮮烈にこころ
抉るような

残酷な仕打ち

よりも

セピアに
褪せながらも

記憶

司る...

だから

生きてゆける...

今日のひのあり方

さえ
ままにならぬ

ボクだけど

書きたいこと
あるんだ...

果てしない
この道


聞くだけで

そばに
いるだけで


散りばめられた...

確かに

近づいてた

感じてた

永遠は

遠退いて

キミと残した
足跡さえも

いつかは薄れ

風に

砂に

雨に

消されてゆく...

ふたり
過ごした日々

重ね合わせた
想いのかけら...

眩しくて

切なさ込み上げ

振り返れない...

夕暮れ
滲んでゆく



ひと...

行き着く場所


まだ

決まらず

だから

歩いてゆける...






きず...

おびただしい破片

ボクは
ガラスの街を

そうだ

裸足で歩いてる

無防備なこころ

さらして...

争う心は
見たくない...

悲しい心

おびただしい破片

拵えた傷

少しまぶしく...

痛み
感じる

悲しみ
感じる

苦しみ

切なさ...





光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...