薔薇薔薇...

こころ

が

そっと音たてる

とんだ過ち

に

こころ

しのび泣く...

それでも

今も

あなた探して

探して

ライアン...

あなたの嘘

は

そのまま

優しさ

纏いつづけた...

楽園

彷徨う

プラスチックの花びら

を
ボクは

愛してしまった...

ふと

触れた指先

流れる赤

傷の意味は？

上手な嘘

に

ボクは舞い上がり

白い壁

一面に

描き続けた

キミとの未来

未来...

未来という永遠

安らぎ

求め

やわらいだひ

の春

感じてる...

流れるように

さざめく

美しき

緑の木々...

やわらかな

その芽

も露わに...

安らぎ

求めては

やわらいでゆくひ

のパネル

開ける...

あたかも

その先に

永遠

を期待しながら...

午前0時の憂鬱

美しきひとよ

やわらかき

その髪を

風が靡かせてゆく

優しき月夜

朧な影が

何故か憂鬱を誘う

穏やかな日よ

心配ごとには

事欠かぬ

笑顔の後ろ

鬱蒼と茂る

森よ

木々よ

葉よ

そして

そこに

訪れる

命の声よ

午前0時を

まわる

時を刻む

列車がひたはしる

通過

悲しみさえも

繰り返し

痛み負いながら

過ち悔いて

また

ひとは

ただの

空の蒼さ

知る...

果てしなく

続くような

悲しみの闇

だけど

その両手は

ひかりを抱ける...

悲しみで

胸

いっぱいにしながらも

満ちてゆく

満たされてゆく...

与えられ

赦された

感情という名の下

喜び

は

やっぱり素敵

そして

悲しみさえも...

真実の楽園

それは
美しく

そして
優しく

それから
強さ

まで

兼ね備えてた...

ボクは

とある日の悩み

の中にいた...

とある日

というのは

語弊がある

言うなれば

その日まで

ずぅっと

悩みの森

彷徨い続け

いったい

ひかりさす柔らかな日

は、やってくるのか...

そんな
不安

否応なく感じては

ただ

行く宛もなく...

ボクは

世界を恨み

親を憎み

ボクは

呼吸することさえ

疎んだ...

そんな

痛ましい日々

を

おだやかに

ゆるやかに

塗り替えてゆく

その

優しいこころ

に出会った...

こころ

は

風景映し出し

美しさ

の残る大地を

こころ

は

時に慈悲

たずさえ

単なる

あわれみとは違う優しさを...

そして

こころ

は

ボクが

憧れる程

の強さを...

悩みの森

抜けたなら

そこは...