2019年5月14日火曜日

かけら


かけたかけら
ぽろ。

転がっていく

かけら

尖っていた形が
転がっていくうちに

丸みを帯び始めてる

ボクから落ちた
かけらが

ひとり旅を

いつの間に
キラキラ輝きさえ
放ちながら

コロコロころころ

コロコロころころ

ころころこ



ちいさな手が
かけらを拾う

少女の目は
嬉しそう

ままぁ

宝物見つけたよ!

みて!



少女の手の中
かけらは

輝く




2019年5月13日月曜日

風になる朝


無人の電車



朝の街走る


過ぎるごとに

一人、二人

乗り込んでゆく...

とある駅



見覚えのある影

見つけた

ずっと探してた...

そんな気持ち



不意に芽生える

不思議...

その影に
追いつこうと

ボクは
風になる...

朝いちばんに
南へと吹いた風



キミの影追って...




キミは海...


キミなしでは
いられない

キミなしでは
保てない

キミ

知れば
知るほど

キミなしで
いられない

ボクになる...

ふっと

涙ポロポロ


とめどなく流れて

深い
愛の海になる

深い



の海になる...




2019年5月12日日曜日

記憶ほのかに


消えてゆく
時の静寂

薄れゆく
桜の記憶

いま
ここで

感じているよ...

命の息遣い

深い躊躇い

柔らかな呼吸

とはまるで

不似合いな

空の色...

消えてゆく

消えてゆく

薄紅色に
舞い散った

ほのかな記憶

記憶...




淑やかなるもの


それは

微かなる

小さな音...



決して聞き逃さないように...

おや?

どんどん小さくなる...



よーく澄ましてみて

すまして...

僅かに震える

振動が



知らせる...

もっと大きく

もっと

響き渡れ...

たとえ

不協和音のような

うるさいだけ

の音であっても

何故か

愛しいおと

存在する...

それは小さく

それは僅か

そして

微か...

どんどん

どんどん

小さくなる



澄ませて...



擦り切れるほど

再生したテープ

のように

それは

小さな

音の塊...

昨日

真昼に

月をみた

ほんのり

浮かんだ月

が音

させるような...

それは

きっと小さく

それは

きっと微かなる...

だって

こんなに

淑やかなる佇まい

なのだから...




光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...