それは
微かなる
小さな音...
注
決して聞き逃さないように...
おや?
どんどん小さくなる...
耳
よーく澄ましてみて
すまして...
僅かに震える
振動が
音
知らせる...
もっと大きく
もっと
響き渡れ...
たとえ
不協和音のような
うるさいだけ
の音であっても
何故か
愛しいおと
存在する...
それは小さく
それは僅か
そして
微か...
どんどん
どんどん
小さくなる
耳
澄ませて...
昔
擦り切れるほど
再生したテープ
のように
それは
小さな
音の塊...
昨日
真昼に
月をみた
ほんのり
浮かんだ月
が音
させるような...
それは
きっと小さく
それは
きっと微かなる...
だって
こんなに
淑やかなる佇まい
なのだから...

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