2019年1月23日水曜日

atokata

縁の糸
繋いだ

こころの奥

それは
命の饗宴...

うたげは

哀しくも
微妙く...

跡形のこさず

消えゆく人魚

艶やかな
鱗のいろ

まぶたの奥
映し

泡音さえ

たてることなく...

淡き光
たつ...


苦しくなる

夜舞う

蝶の誘い...






郷秋

見間違えるはずなどない

後ろ姿

どんなに追いかけたかったか...

あなた
見つけた

きまぐれな街角

あれは

木の葉色づく
秋もふかまり

木枯らし
吹き始める頃

懐かしいかおり

風のなか
感じた...

風の向き

流れてゆけば

大好きで

大切で

泣きながら別れた
あなたが

すこし
肩すくめて
歩くくせ

あの頃のままに...

追いかけたかった

何故か
竦む足

いうこときいてくれない...

すこしずつ

すこしずつ

あなたとの距離

離れてゆく...

すこしずつ

すこしずつ

後ろ姿
人波に

まぎれてゆく...

ぴゅーっ

冷たい風吹いた

美しく
色づいた

木の葉が揺れた...

青いセーター

後ろ姿

見えなくなっていた...






Re:無題

むちゃくちゃな
そぶり

ありふれた時
に、おりまぜ

真剣に
生きるキミ...

美しい

朝の光景

空っぽ
なった

砂時計

ベランダで
光る

洗濯ハンガー...

かなしい
音たてて

切ない音
させて

むちゃくちゃなくらい

かわいさ
振りまいて...

だけど
すこし

臆病にもみえる
キミを

そっと
抱き寄せて...

ある

ありふれた

朝のはじまり...






キャンディ...

許される
時の

揺るぎない
語らい...

穏やかな
日差しやぶり

降り出す雨

滴る雫が
光を帯びて

ひたひた

おつる...

失いながら

なくしながら


見つける旅


誰のためでもなく...

その命は
呼吸する...

少し
疲れたね

キミが
吐息を漏らす

空から
落ちてくる
キャンディボール

美しくて
泣けてくる...

あぁ
そうだね

大分
疲れたね...

やわらかい
キミの
吐息

感じてる...






2019年1月22日火曜日

Re:おはようございます

草原
寝転び

空に
抱かれた...

遠慮がちに
ボクの顔

覗き込んだキミ

ボクは
気づいてた

キミの心が
離れてゆく...

透き通ってゆく
月のように

ボクの存在
忘れてゆく...

悪い夢

だといって欲しい

幼い表情

で笑って欲しい...

いつか

そう

わかれは迫る...









光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...