2019年5月11日土曜日

砂の名前3


もしかしたら

子供の

もっと言えば生まれたときに 
完成してたpuzzle

どんどんわかり辛くしてるのは
自分だったりね

己次第の行方かな

完成したpuzzleをひとつ 
授けられ生まれ来る命

年を重ねるごとに

ひとつ
またひとつ 
明らかにしっくりいかなくなるの

そう考えると 
子供の頃はしあわせね

いまはその壊れかけのpuzzle
puzzleに悪戦苦闘

笑える話かしら

だったら

この仮説が正しいならば
人生における 
生きるとは
生きる意味とはなに?

完成してたものを、
ミスミス台無しにしてゆく

それだけの茶番劇

違っ、違うよ
待ってよ

焦らないで
答は・・

まだ焦らないで

どこかから声がした

電線を見ると青い鳥

尾っぽまで綺麗に真っ青な
鳥がこちらを?みてた

どう思います?

僕は小鳥をみつめてた 

窓は開いてカーテンがさらさら
風に吹かれてる

そこに!

ばさばさ 
ばさ

!👀‼

窓から電線に止まりこちらをみてた青い鳥が部屋に入ってきたのだ

ぇ? 
えええ

Σ(Д゚;/)/え

バサバサ

バサバサ  

バサバサ


バサバサ

バサバサ


バサバサ


バサバサ

バサハ


ひとしきり部屋で探検を楽しむ
かのように飛び回る

僕は幼い頃鳥につつかれてから  
鳥がこちらを大の苦手なのだ

ど、どうしよう

母親に助けを求める

母親は肝っ玉母さんで
蛇以外はなんでも平気だって
笑ってたから

部屋に入ってきた、はは  

ははは

笑ったかは定かではない

し失礼

鳥の足になにかを見つけた

あら? 
これはなにかしら

母は優しい手でそうっと
それを取る

見るとだれかからの手紙?

大分古びて
セピアにあせてる

読めない?

母は僕に聞いた

僕は渡された手紙らしき紙を
みて

❓?ふと見覚えがあるな

懐かしさを、覚えたのだ

そう  
僕は覚えてた

昔の僕の小さな丸文字

母にはそれは告げなかった

どういうことなのか
まだ僕にもわからないからだ

しかし

この青い鳥が過去と未来とを
何らかの形 
恐らくは手紙と言う
手段で繋いでるのは 
たしかなことだろう

残念なことに褪せた文字が読み取れない

僕はかけてみることにした

青い鳥がまた過去へと飛びたち 
そして奇跡的にここへ帰ることを




砂の名前2


眠り秘め

ごめん
もう起きたくないんだ

もう
眠り続けることにするよ

眠りを秘めて
眠り秘め
知ればしるほどこの世界
わからなくなることだらけだよ

むかしの無垢な子供の頃に
見えてたのがもしかしたら 
全てなのでは

なんて


大人になるにつれて濁る瞳の
その、レンズではなにもかもが
色を変えるのさ

子供の頃の純粋さを
もちながら大人になれば

心悲鳴をあげるほどに
切ない世界さ

僕は思うんだ

子供の頃にみたものが
実は全てだったのでは?と




砂の名前1


いつも霧中

僕はおもわすに居れない

人生は気がつくと
節目節目

まるで霧の出るが如し

前が見えない

そうっとゾッとしてみる

夢中に駆け抜けてきた
結果がこうだもんな
やになるよ

なんて腐るのは
やめにしないか?
などと言ってくれる
存在を大切にしよう

互いに互いを励ましあい 
生きてきた筈だろう

だのに何故何故に、僕はいま
先が見えないのだ

身体は心と繋がる     

心がイエスと言わなければ
いつしか無理が来るのだ

その結果がいまの霧のかかりし
状況下

正しながら生きるとは
なにかを捨てることになる

仕事なのか
どうなのか

霧の立ち込める
この都で僕には
やるべきことがある
のか

もうここで匙を投げていいのか
否か

やーめたと一言いい放ち 
降参するのも
いいかもしれない

長い目で見れば
いいかもしれない・・

このまま霧のなかの旅は
余りに過酷な問題だもん

どう思います?
と問いかける

ひとしきり
独りぼっちの部屋で

嗚呼
長き独り言      

笑い方は覚えてる?

空にとう
くうに

怖いね

ごめん




光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...