2019年8月24日土曜日

きらきら


金色に
きらきら

銀色に
ゆらゆら

薄紫に
さらさら...

あなたとの日々


金色よりも
眩しくて

あなたとわたし

銀色に
揺れた...

薄紫色が好き


と言った

いつかのはなし

覚えていてくれた...

六月に

二人で行った

紫陽花公園...

薄紫の花に

小雨さらさら

小さなしずく

金色にきらきら


銀色にゆらゆら


そして...


その声


あなたの声だけ
聴いていたい...

あなたの声で
目覚め

あなたの声で
歩き出す...

その声は

命をかたる

その声は
いのちを包む...

抱きしめられ

そんな

夢のような願い...

声なら


遠くからでも

聴いていられる...

今日

わたしは生まれた

そして


声だけ

その声だけ


聴いている...


2019年8月23日金曜日

グレー


生と死の
境目を

彷徨い続ける...

生の喜びに

毎日
憂いながら

死の恐怖にも

日々を捲る...

今朝から
降り続いてる

雨けぶる
グレーの空に

今日を

映し出してみる...

2019年8月21日水曜日

お迎え


なにも持たず

なにも知らず

なにも覚えず

何一つ
感じない

そんな悪夢

あるならば...

何も持たず

何も知らず

何も覚えず

何も感じず...

それは果たして

悲しみへと
通ずるだろうか

奇しくも
ひとは

何も持たず
生まれてくる

そして
何も持たずに
消えてゆく

宇宙の塵と
なるのか...

何も覚えず

何も感じず

心ある

木々も

鳥も

そして

我ら人間も

こころ
残して

そっと

旅立ちのとき

迎える...

永遠に...


星の砂

音が聞こえる

それは

何億
何十億年前の

遥かなる記憶

呼び覚ます...

さらさらら

さららら...

素足に
サンダルで

君が駆け出した...

後ろ追いかける

僕は不意に

苦しくなった

あまりに

君が素敵だから...

星の砂
掴むような

果てなき遠さ

感じてた...

でも
君は

すこしはにかんで

僕を振り返る...

そう
君は

僕の恋人...

光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...