なにもかもが
見えない
いや
言い換えたなら
なにも無いのだ
まさかと思う
まさか
そんなはずは...
一度
出かかる答えを
それでも打ち消そうと
だけど
ほんとに
完全に
なにもない
無の世界
無...
そういえば
歩き出して
時間経っても
空腹を感じない
ボクは
精神を保つのに
必死
美味しいものを食べる
それは
少なからず
命あるものを
しあわせにする
高価なものは
食べれなくても
栄養のバランス
考えながら
ボクは
食事に感謝してた
感謝してたんだ
無の世界
食欲も
物欲も
性欲もない
このみを
憐れむだけなのか
無
本来ならば
人間は
なにももたない?
自分のものなど
ひとつもない...
そこまで
想いが及んだ時に
また、声がした
今度は
確かに響き渡る
それは優しさ
それは厳しさ
それは同意
それは...
声は伝えた
あなたは
ひとりの暮らしのなか
ずっと自分を
蔑んでました
ひとりのなか
ずっと自分を
哀れむ眼差しで...
もう
どうしようもない
劣等感の塊
手をつけられない...
そんな
あなたを
想う女性が現れても
あなたは
変わろうとしない
わたしは
あなたが
その昔
助けてくれた命
覚えてますか?
傷ついた羽
癒えるの待って
自由に放ってくれた
籠でかうのではなく
わたしを放ってくれた
自分はさびしくなるのに
そして
あなたがまた...
命は
いつかは尽きるもの
そして命は
巡るもの
あなたが
助けた命は
あなたが放ったその後
沢山の命
生みました
わたしはもう
あなたの世界には居ない
でも
あなたの助けた命は
受け継がれてる...
あなたの
優しさまねて
伝えたかった
その事を...

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